和紅茶、最近流行ってますよね。
「和紅茶」と「紅茶」の違いをたまに聞かれますが
作り方的に違いはありません。
日本で作ってるから「和」紅茶。ってことです。
緑茶・紅茶・烏龍茶、、、実はどれも同じ「チャノキ」から取れる葉からできます。
知ってる人は知ってる話。野村は知りませんでした。
コンビニとかで「黄金桂入り」とか書いてると
「あ、なんか違う植物でも入ってんのね」と思ってました。
違います。「黄金桂」は中国・福建省で作られる烏龍茶の名前です。
紅茶のページなのに話がそれました。
結局、緑茶と紅茶と烏龍茶の違いは何かというと、
ズバリ「茶葉の発酵度の違い」と言って大きく違わないでしょう。
(知れば知るほどややこしい世界なのでざっくりしときます)
発酵、、なんか聞いたことあるぞ!発酵いいよねー味噌も納豆もお酒も発酵だし。
ここでまたまたややこしいんですが、
お茶以外の「発酵」は乳酸菌やら麹菌やら酵母菌やらの
「○○菌」が食べ物を長く置いておくと美味しくしてくれまっせ。
という話なんですが、実は茶葉の「発酵」は菌は介在していません。
茶の葉の中に含まれる「酵素」が、お茶の葉っぱを発酵させます。
んでその発酵度の違いがお茶の種類の違いなんですが
緑茶・・・不発酵
烏龍茶・・・半発酵
紅茶・・・全発酵
となっております。
中国は烏龍茶のイメージ強いですが、実は7割くらいが緑茶です。
そうかーじゃあお茶ってのは菌は全く関係ないのね!
となりますが、菌を利用したお茶もあります。
プーアール茶とか、碁石茶とか。
この辺のお話はまた違うどこかで。
実際作ってみると、緑茶より発酵茶の方が難しいです(野村調べ)
緑茶は、発酵させないのでとにかく「なるべく早く」茶葉に熱をかけて、
その後丁寧に揉む。ってイメージなんですが
発酵茶は「いい具合」の発酵具合があるので
見極めが。。
てな感じでうんうんぐぬぬぬと唸りながら作っております。
自然栽培は、発酵茶に向いている、と言われています。
緑茶、特に日本の緑茶は、アミノ酸の甘味を強く出すことを好むので
肥料をなるべく多く与えます。
仙霊茶は肥料をやらないので、うちの甘味はどちらかというと「甘い香り」です。
それを存分に活かせるのは、実は発酵茶なのでは、、と思っているので
仙霊茶は発酵茶も頑張りたい!
てなわけで、多分煎茶よりも日進月歩が激しいうちの紅茶です。
(ブレブレともいう)
御賞味あれ!