ほとんどの人は「煎茶」と「緑茶」どう違うねん。
と思いますよね。
野村も思ってました。今でもちょっと思ってます。
「緑茶」ってのは茶葉収穫したらすぐに熱をかけて
発酵させないお茶のことなんですよ。
逆に完全に発酵させ切ったお茶が「紅茶」
発酵した順にざっくり書くと
紅茶>ウーロン茶>緑茶
です。つまり緑茶は全然発酵してません。
その緑茶の中でも区分けがいろいろあって
「煎茶」はお茶の芽を日光に当て続けて
収穫したものを熱にかけたお茶
らしいです。
「日光に当て続け」ないと煎茶じゃないなら、
日光に当てないお茶の芽とかあんのんかい。と。
あります。玉露とか、かぶせ茶とか言います。
まあとにかく、お茶ってややこしいですよね、
気持ちはわかります。
でも飲み物なので別に知らなくても飲めます。
(ここ大事)
てか見てる人がお茶好きならこんなの常識なので
もっと違うことを書かねばなりません。
ええと、うちの茶園は
茶園が神河町の名もなき山の山裾に広がってます。
が、7ヘクタールと広いです。
そうすると、お茶の木は場所によって
日当たりも、成長の速さも
傾斜のキツさも変わってくるので
それぞれの場所で味も微妙に異なります。
あと、うちは少人数で収穫作業をしているので
全部のお茶を収穫するのに2〜3週間かかります。
なので、初日と最終日の収穫の味も異なります。
皆さんが◯◯園さんや、◯◯堂さんで購入されるお茶が
いつも同じ味なのは、「茶師」と呼ばれる
お茶のブレンダーさんたちが精緻を極めて
いろんな茶葉をブレンドしているからです。
茶師の方からブレンドのお話を聞いた時は
お客さんの期待を裏切らない「いつもの味」
を作るための技術の修練の凄さに感動しました。
でも、うちは産地はひとつなので
ブレンドで「いつもの味」を作るのも限界があります。
だったら、変化そのものを楽しんでもらおうと思い
仙霊茶はあえて、収穫日を分けて袋詰めしています。
収穫日を指定して味を楽しみたい方は、
「収穫日別で選ぶお茶」をご用意してますので
そちらからお選びいただければと。
こちらで商品を選んだ方は、
特に日付を選り分けずにお届けします。
もちろん味の傾向はあります。
うちは肥料入れないので、
どちらかというとすっきりしていて
香りが強い。
あと、いつも思うのはほんとよく出ます。
水出しはまあ1回で使い切る人が多いでしょうが
(てか使い切ってください。
何回も水出しするの衛生的にNGです。
水出しの次にお湯出しはOK)
うちのは何煎も出ます。
何回もお湯注いでも味が出て、
個人的には2煎目がバランス取れてて
美味しいと思ってます。
母の友人からお手紙をいただきまして、
「あなたのお母様に勧められて
2年くらい飲んでたら、
ここ最近とても美味しいと感じましたので、
友人にも勧めています」
と。
。。。お茶作りの腕が上がったのか、
2年飲み続けると何かが覚醒して
めっちゃ美味しく感じる仕組みなのか。
が、手前味噌ですけど美味しいと思います本当に!